キースイッチが変更可能な自作キーボードにする方法(別名: ErgoDash をベリリウム銅を使って作ってみた)
キースイッチは変えるものなのか?
自作キーボードを作成し始めると、きっといろいろなキースイッチを試してみたくなるはずです。
しかし、普通に作成するとキースイッチははんだ付けすることになるので、これを変更するのはほぼ不可能となります。1つずつはんだを除去していけば取り外しが可能かもしれませんが、そんなことはやってられません。
そうなると、やはり使ったことがある無難なキースイッチを選択することになってしまうのではないでしょうか?様々なキースイッチを並べて比較することは可能ですが、やはり実際のキーボードになると1つだけを押していた感じとはやはり違ってきます。
思い切って新しいものを試した結果、よかったと思えることもあるとは思いますが、失敗してしまったと思うこともあると思います。僕の無難は静音赤軸だったのですが、たまには冒険してみようと思い、Kailh Silver Speed を試してみたことがあります。キースイッチは軽ければ軽いほどいいと思っていたのですが、そんなことはなく後悔しました。もちろん好みの問題ですので、これ自体がダメとかそういうわけではなく、僕には合わなかったというだけです。
最初からキースイッチが変更可能なもの
確か2月くらいに Lily58 Pro がキースイッチが変更可能ということを知りました。知った当時はキースイッチを変えたいと思うことはなかったのであまり興味を持ちませんでした。その後、興味を持った時は売り切れ中でしたので購入することはできませんでした。
そんな中、ベリリウム銅の田植えという対応を知ります。
※これを書いているときは購入できる状態でした
ベリリウム胴のソケットコネクタを使用する
ど素人なもので言い回しが正しいのかわかりません。間違っていたらすみません。その際はいい感じに脳内補完してください。
ErgoDash を作成する際に、これを購入して作りました。
キーボードによって対応しているサイズが異なるかもしれないので、作成しようとしてるものは何が対応しているのかを調べるといいと思います。 ググったり、Discord で相談したりすれば、きっとわかるはずです。
また、言うまでもないかもしれないですが、購入数は、キースイッチの数ではなく、キースイッチの数 × 足の数 が最低でも必要になるので注意してください。言うまでもないと言っているくせに、キースイッチの数で考えて、数回分買っておこうと思ったため助かった人がここにいます…。
使用方法
正直面倒です。
下記は、キースイッチと、ベリリム銅です。右側にある金色の筒状のものがそうです。
この筒状のものを本来、キースチッチをはんだ付けするところに、はんだ付けします。
細かくて辛かったので、僕は下記のように先にキースイッチに装着してからはんだ付けしました。キースイッチに装着するの面倒じゃんと言われるかもしれないですが、これならはんだ付けする場所も間違えないし安全かなと思いそうしました。たまに入りにくいことがあるのですが、角度変えたり回転させたりすると、すんなり入るところが見つかるかと思います。装着させるとこうなります。
はんだ付けするとこうなります。
普通にキースイッチをはんだ付けするよりも少し難しかったです。穴の中に入らないように注意するだけですが…。慎重にやっていけばなんとかなると思います。ただ、本当にはんだ付けが初めてだとなかなか辛いかもしれません。
対応してみた感想
正直面倒です。でもやはりキースイッチを変更できるというのはとてもいいです。まだ故障したことはないですが、故障した際も分解が簡単なので、その箇所だけを交換すること容易になるはずです。ただ、キーキャップの変更が面倒です。変更しようとするとキースイッチまで一緒にとれてしまいます。全て変更するときは大変そうです。
また、今回は ErgoDash で対応したのですが、ErgoDash はキーの配置に少し自由度があるので、そういったところに対しては配置の変更も可能になります。キースイッチが変更できるようになるとこういった嬉しさもでてきます。そのため、全てが面倒であっても、こういった箇所にだけ対応するというもいいのかもしれません。
補足
下記が対応している場合は素直に下記を使用するのがいいのかもしれないです。ただ、こちらはやったことがないのでよくわかりません。すみません。
はんだ付けしたものを取り外したい
自作キーボードに手を出した際にやりがちなのが、はんだ付けのミスではないでしょうか?
ここでいうミスというのは、はんだ付けの技術的なものではなく、表裏を逆にはんだ付けしてしまうとか、手順を間違えて特定のパーツをはんだ付けできなくなる、といったことを指します。
僕も最初やらかしました。
Mint60を作る際、しっかり手順を読んだつもりでいたものの、キースイッチをはんだ付けしてからProMicroをはんだ付けしなければならないのに手順を間違えました。
先にProMicroをはんだ付けしてしまい、その下にはんだ付けしなければならないキースイッチがはんだ付けできないという状態になりました。
正直詰んだと思いました。
そんなときまず行うのがgoogleさんで検索ですね。
「ProMicro 外し方」 みたいな感じでググったような記憶があります。
そうするとでてくるのが、破壊した とか はんだ吸い取り線 とかそういったものがヒットしました。
破壊は避けたかったので、はんだ吸い取り線 というのものを試してみました。
結果からいうとダメでした。
隙間に入っているものはどうしようもありませんでした。
上手な方ならいけるのかな?初心者の僕には無理でした。
結果、破壊して新しいProMicroを買い直しました。
しかし、後日、はんだシュッ太郎 というものを知ります。
これがあれば、確実にもっと簡単に取外せました。もっと早く知りたかった。
今になって思えば、最初から「はんだ付け 取り外し」とかでググっていればよかった…と思います。ググれば簡単にヒットするし。
当時はそんなことにも気がつかないくらいテンパっていました。
同じ状態に陥った人がこの記事にたどり着いて、壊さなくていいということがわかればいいなという期待を込めて、この記事を書きました。
え?壊して新しいの買った方が安い?
まぁそうかもしれないですが…ものは大切にしましょう。
ProMicro以外でミスしても使えますし…。
僕はこの後、レツプリを作った際に片方のProMicro裏側にするのを忘れたり、Fortitude60を作った際に片方のMCUを裏側にするのを忘れたり、などがあったのでとても役にたちました。
同じようなミス繰り返してますね。作る前に何回も予習するのですが、ダメみたいです。
次回あたりから、今まで作って使ってきたキーボードの感想を詳しく書いていこうかな。
キーキャップを海外サイトで購入する
自作キーボードが完成すると、今度はキーキャップを変えたくなる人も多いのではないでしょうか?
僕もふと変えたいなと思い、いろいろ探したのですが、最終的に海外のサイトで購入しました。しかし、海外のサイトで購入するのは正直不安でいっぱいでした。
そこで、今回は僕と同じように海外のサイトで購入するのが不安な人たちのために、キーキャップの購入について書いていきたいと思います。
海外のサイトの一覧を確認したい方はこちらへ
できれば日本のサイトで購入したい
やはり日本のサイトで購入したいですよね。
僕も最初はそうしました。
Mint60を作った際は、スターターセットを購入したので、それを使用していました。
初めからおしゃれなものですし、正直このままでもでもいいかもしれません。
ただ、なんとなく変えてみたい。そんなことからキーキャップを探し始めます。
もちろん、ゆかりさんのサイトの中でも別のキーキャップを購入することもできましたが、ググっていると海外のものばかりヒットします。
画像を見て、「あ、これいいな」と思ったものはほとんどが海外のサイトで販売されているものでした。
しかし、そんな中、日本のサイトにたどり着きます。
TALP KEYBOARDさんです。
たまたま、レツプリの木製ボードのセットが売っていたのでそちらが欲しくなってしてしまい、レツプリ用のキーキャップと一緒に購入しました。
海外サイトでの購入を決意する
結局、海外サイトでの購入を決意します。
僕は最終的にこちらで購入しました。
ここにした理由は、知り合いがこちらで購入したことがあったためです。
そういう意味では、お金を騙し取られるとかそういった心配はありませんでした。
ただ、決済自体はpaypalにしました。クレジットカードも使用できましたが、やはりなんとなく不安がありましたので…。
決済にpaypalを使用する
paypalの登録を海外仕様にすれば、その名前と住所がそのまま使用できるようです。
僕はすでに日本仕様で登録してしまっていたので、これができませんでした。登録情報の変更はできるようですが、日本名からローマ字に変更するには、本人確認書類を提出する必要があるようで諦めました。
結婚などで姓が変わるとかなら問題ないらしいのですが、こういった修正はダメみたいです。
海外仕様の住所を入力する
正直これが一番心配でした。
実際に購入し、商品が発送された後も、これの心配しかしていませんでした。
どのように入力すればいいのか、例をあげてみました。
例)〒111-0000 東京都渋谷区渋谷1-1-100 ABCアパート101
続けて書く場合
#101 ABC-apart,1-1-100 Shibuya, Shibuya-ku ,Tokyo, 111-0000, Japan
分割入力
Address1: 1-1-100 Shibuya,
Address2: #101 ABC-apart
City: Shibuya-ku
Country: Japan
Province: Tokyo
Postal/Zip Code: 111-0000
住所を海外仕様に変換するサービスも多数ありますので、そういったものを使用してもいいかもしれません。こんな感じで入力すれば僕は大丈夫でした。
なんとなく伝わればなんとかなるという意見もありましたが、本当でしょうか?
まぁ最悪宛先不明でも、日本にきていれば電話くるんですかね?
購入確定から届くまで
思っていたよりかかりました。発送から10日程かかりました。
中国からの発送でしたが、日本郵便と提携しているようで、日本郵便のサイトから確認ができます。
最初は反映まで時間がかかるようですので、番号の通知があってから2日程で確認できたかと思います。
そこからは気長に待ちましょう。
着せ替え
ここまでくればもうどうでもいいかもしれませんが、キーキャップを交換したものまで紹介しようと思います。
値段で全然包装が違いました。どちらが高いか一目瞭然ですね。
箱の中身が2枚目というわけではありません。
箱を開けてみるとこんな感じでした。本当は3段あります。
これを使ってMint60のキーキャップを変更。シンプルですがとてもいい感じになりました。個人的には左のShiftのキーキャップが本当のShiftキーになったのが地味に嬉しいです。
ちなみに、遊び半分でgrabbagも購入してみました。
正直こんなに使うことはないので、欲しいキーがある人に配って貸しを作っておこうと思います。
まとめ
以上が、海外サイトでキーキャップを購入し届くまでの流れになります。
キーボードを作ったら今度は、キーキャップにこだわってみてはいかがでしょうか?
ただ、遊舎工房さんのリアル店舗でも販売しているようですので、実物を見て購入するのもいいですね。通販サイトでもそのうち取り扱いが始まったりするのでしょうか?そうなったらさらに嬉しいですね。
ProMicroのモゲ対策を簡単に行う
自作キーボードの組み立てが完了し、使用していると1つの問題が発生します。
そう、ProMicroのモゲです。僕もやらかしました。
しかも使用中ではなく、ファームウェアを焼いて抜いた際にモゲました。
最初の抜き差しで、やってしまったのです。
これ以来、USBケーブルの抜き差しに若干の恐怖を覚えることになります。
これの対策はどうすればいいのでしょうか?
エポキシ接着剤で固定する
これの対策として、最も有名なのは恐らくこれです。
qiita.com
うーん…正直面倒です。
ここまで頑丈にしなくてもいいので、もう少し簡単な方法が知りたい。
そこで教えてもらったのが、下記の方法です。
マグネット式のUSBケーブルを使用する
常にProMicroに挿しっ放しにしておけばいいのです。
取り外すときは、その手前の磁石部分を外せばいいだけです。
これによって、抜き差しによるモゲは防止されます。
下記の商品を使用しています。
ProMicroの位置によってL字にしてもいいかと思います。
ただ、向きが決まっているようで、間違えると通電はしても入力できない状態になるのでそこだけ注意が必要です。
先端部分は3種類入りではなく、全て同じものが3つ、というものがあればよかったのですが、それはなかったので先端部分だけさらに購入しました。
Zrse(ザスイ)【4個セット】マグネット式 Micro 親端子 着脱式 磁石 コネクタ 防塵機能 磁気吸収 ミニ USB 端子 Android 各種スマホ/タブレット対応 磁気ヘッド 端子のみ
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片側はファームウェアを焼くとき以外出番はないかもしれないですが、念には念をいれました。
最初の抜き差しでモゲたのがちょっとトラウマになっていたのかもしれません。
まとめ
以上がProMicroのモゲ対策になります。
問題があるとしたら、結局は先端部分を抜くときにモゲる可能性があるということです。
一度挿したら壊れるまでそのままという前提であればいいとは思いますが、頻繁に抜き差しするのであればおすすめしません。
形状的に抜き差しのときにより力が加わってしまい、モゲる可能性が高くなってしまいそうです。
タイトルからの期待以下の内容になってしまっていたらすみません。
自作キーボードに手を出すまで
元々、そこまでキーボードに対しての強いこだわりがなかった僕が、自作キーボードに手を出すまでについて書いていこうと思います。
そもそも何からやったらいいのか、最初に作るのは何がいいのか、初心者はどうしたらいいのか、という点からも少しは参考になるかもしれません。
また、ここでいう自作キーボードというのは、基盤設計から行うことではなく、キットなどを購入して組み立てから行うことを指しています。
学生時代
学生時代はノートPCを使っていました。
そのせいか、厚めのものや、キーストロークが深いものやが苦手になっていたようです。
就職1年目
当時はデスクトップPCでした。(今はMacBookProが支給されます)
そのため、会社からキーボードも支給されたのですが、打ちづらく、初めてキーボードを買うことになりました。
よくある普通のキーボードだったと思うのですが、普通に打つとキーを奥まで押し込めめないことがあり、かなりのストレスを感じていました。ノートPCの変な癖のようなものがあったんだと思います。
慣れるまで頑張るという選択肢もあったとは思うのですが、この頃はプログラミングを勉強しはじめで、少しでもそちらに集中できる状態にしたかったのを覚えています。
そして、ついにキーボードの購入を決意します。
会社の方には、 REALFORCE や HHKB のような高価なキーボードを勧められましたが、当時はこのような高級キーボードに手を出すという考えはありませんでした。
そもそも、打刻感を求めるのではなく、薄めのキーボードを求めていたためです。
その後、最初に買ったものははっきりと覚えていないのですが、Amazonで数千円の安い薄めのキーボードでした。
・・・使いにくい。なんだこれ…。 ということで、多少いいものを買おうを思いました。
そして購入したのがこれです。
当時と同じ型ではないかもしれませんが、このモデルを購入しました。
結果としては、とてもよかったです。とても打ちやすい。
よくあるノートPCのキーボードに近かったと思います。
(macbookのようなペチペチしたようなものではないです)
数年使用したのですが、ワイヤレスにしたい欲がでてきました。
今考えると正直謎です。この時の僕は何を考えていたのでしょうか。
就職後数年
ワイヤレスにしたくなり、これを購入します。
これも、当時と同じ型ではないかもしれませんが、このモデルを購入しました。
LOGICOOL ワイヤレスイルミネートキーボード K800t
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失敗しました。前の方が打ちやすかったです。
とはいえ、許容範囲内だったので、しばらくつかってみることにしました。
なんていったって当時憧れていたワイヤレスなのだから。
その結果、慣れて気にならなくなりました。
しかし、この頃から、首の調子がどんどん悪くなっていきます。
ストレートネックになり、寝違えをよく起こすようになり、最終的には激痛でブロック注射を打ちながら仕事をすることもありました。
病院では職業病みたいなものといわれ、このままだと首のヘルニアになるだけだから気をつけるように言われてました。
就職後さらに数年経過
恐らくここが転換期になります。
新入社員に、Ergodox 持ちが入社してきました。
当時は、「なんだその変態キーボードは…」と衝撃を受けました。
しかし、調べてみると、スプリットキーボードは姿勢的にもいいという記事もあったりしたので、興味がでてきました。
当時、首の痛みがひどく、少しでもよくなったらいいなと思うようになりました。
当時読んだものではありませんが、昨年末投稿されたこちらの記事がとてもわかりやすいと思います。
僕は元々、キーボードを右に寄せて置き、マウスをキーボードを身体の間に置いていたので、自然とバランスをとろうとしていたようです。
そして、しばらくすると、他の社員がErgodoxや、BAROCCOを使いはじめました。
MiSTEL BAROCCO MD600 分離式 メカニカルキーボード RGBバックライトモデル 英語配列 62キー CHERRY 茶軸 ブラック MD600-BUSPDAAT1
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しかし、僕はこの流れには乗れませんでした。
というのも、英語配列に抵抗を感じていたためです。
ここのハードルが高かったです。
2018年1月
いつの間にか日本語配列のBAROCCOが発売されていることを知ります。
MiSTEL BAROCCO MD600 分離式 メカニカルキーボード 日本語配列 66キー CHERRY 静音赤軸 PBTキーキャップ ブラック MD600-PJPPSGAA1
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そして、すぐに購入しました。
結果はとてもよかったです。
また、 b を左で、6 を右で打っていたので辛かったという意見もあるようですが、僕は大丈夫だったようで、そのあたりの問題はありませんでした。
購入してから今に到るまで、首の痛みもよくなり、ブロック注射を打つことこもなくなりました。
ただ、最初の頃はいくつか問題がありました。
ここまでくると覚えている人はいるかわかりませんが、僕はストロークが深いキーボードがダメでした。
正直、最初はかなり苦労しましたが、首の痛みよりはましということで使い続けました。
思ったよりははやく慣れました。
アローキーがないので、Fnキー+ijkl で代用します。
右下のキーを犠牲にする方法もあるのですが、 _ キーがなくなってしまうので、エンジニア的には辛いのでやめました。
アローキー以外にもそのようなキーが多数あり、キーキャップの側面にFnキーを押した際の動きが記載されています。
しかし、Fnキーの位置が使いづらかったので、先にBAROCCOを使っていた後輩から、片方のスペースキーに移動してしまうといいということを聞き、その設定で使用していました。
これをやると、右にスペースキーがなくなってしまいます。
どうやら、スペースキーを打つ前に使った手でスペースキーを押していたようで、最初は少し困りましたがすぐになれました。
2018年前期
社員の中にキーボードを自作する人もでてきました。
会社のエンジニアブログにも投稿されています。
正直なところ、「羨ましいけど、半田付けはハードル高いな…。」と思いました。
でも、BAROCCOに慣れてからは、親指で使うキーを増やしたくなったり、Fn押しながらのキーをカスタマイズしたくなっていました。
キー配列が今までと全然違う、半田付け難しそう、この2つの問題があり、ここでも腰が重たかったです。
2018年12月〜2019年1月
社内の自作キーボード勢は、Iris, Corne, ErgoDash, Lily58 と様々になりました。
そして、僕もついに自作キーボードに手を出します。
作ったものの紹介をしていきます。
作り方に関しては、公式のものや、個人の記事などが多数ありますので記述しません。
Mint60
初心者の僕が、最初に作ったのは Mint60 です。
英語配列にはなりますが、他のものに比べれば普通のキーボードというところに惹かれました。
なんかよくわからない日本語になっていますね。
半田付けをやったことなかったと思うのですが、無事完成しました。
もしかしたら中学の授業で1回くらいはやったのかもしれないですが、全く記憶にありませんでした。
必要な道具や、組み立て手順がわかりやすくまとめられていたので、とても助かりました。
使用感ですが、初めての英語配列ということもあり、そこには苦戦しました。
しかし、それ以外は全く問題なく、とてもいいものでした。
キーマップを自分で設定できるので、レイヤー周りを自分好みに変えていきました。
Enter や delete を別レイヤーに設定しキーの位置自体を変更すると、ホームポジションが大きく動くことがなくなるのでいいですよね。
しばらく使っていると、結構使わないキーもでてきたので、他のものにも挑戦したくなってきました。
特に、BAROCCOでアローキーがないものに慣れていたので、この辺りをどうにかしたいと思っていました。
ちなみに、12月の半ばから1月前半くらいまで社内で使用していました。今は、キーキャップ を購入し、海外から届くのを待っています。 届いたらその辺りのことも書きたいと思います。
let's split(レツプリ)
次に作ったのはlet's split(レツプリ)です。
格子配列に興味があったというのもありますが、せっかく工具を揃えたのだからというのも大きかったと思います。
こちらも無事完成しました。
Mint60ではなく、最初にこちらから入っていたらもっと苦戦したような気がします。
Mint60の製作者であるゆかりさんの記事が、いかに初心者に優しかったのかを理解しました。
使用感ですが、僕には少し早すぎたと思いました。数字キーがない4行のためです。
英語配列に慣れていない状態で、数字キーにふられた記号が別レイヤーになるので、そのあたりの記号がわからなくなってしましました。
年末年始の冬休み期間に作成したのですが、僕には早すぎたので会社で使用することはありませんでした。
Helix
そこで、次に作ったのが、Helixです。
今話題の、自作キーボードのリアル店舗を出店した遊舎工房さんのものですね。
いくつかモデルがあるのですが、5行のバックライトモデルを選択しました。キースイッチもロープロファイルにしました。
しかも、レツプリに比べて、親指にキーが増えるのもポイントです。
ただ、ここまで作ってきたものと違い、作業が細かかったです。表面実装ダイオードやバックライトLEDに挑戦したためです。
途中失敗して、片手分の基盤を買い直しましたが、無事?完成しました。
キットだけでなく、基盤など細かい単位で販売してくれいたので助かりました。
初心者が一番最初に一人で作る場合は、大変なように感じました。
使用感ですが、格子配列に苦戦中です。
レツプリも格子配列でしたが、4行が辛くて早々にリタイヤしたので、初めてまともに格子配列を使ったことになります。
意識すればなんとかなるのですが、意識しないと打ちたかったキーから横にずれます。
あとは、右側の記号周りが普通に割り当てると収まりきりません。
別レイヤーにいれたり余っているキーに割り当てたりする必要があります。
このあたりは慣れですかね。慣れればとてもいいものになると思います。
しばらくは、これを使っていく予定ですが、これに慣れると普通のキーボードに戻れるのだろうかと心配しています。
しばらく使った結果、Mint60に戻る可能性もありますし、もちろん別のものに挑戦する可能性もあると思います。
あと、暗いところで見ると本当に綺麗です。
ただ、ロープロファイル×バックライトLEDを優先すると、キーキャップの選択肢が少ないのでそこが残念ではあります。キーキャップをこだわりた位置場合は、無難にCherryMX互換にした方がよさそうです。
まとめ
スプリットキーボード最高です。
特に首や腰の痛みに悩まされているエンジニアの方は、一度使ってみるといいと思います。
スプリットキーボードをとりあえず試してみたいというのあれば、BAROCCOから入るといいと思いますが、これがよかった場合、きっと自作キーボードが気になりだすと思うので、最初から自作に行ってしまった方が、結果安くあがると思います。
僕は一歩ずつ進んだせいでかなりの金額を使用してしまっています。
また、自作キーボード沼というものもあるようなので、最初から自作にいってもかなりの金額を使ってしまうかもしれません。
まだ3つしか作っていませんが、自作キーボードを始めてみたいとい場合、この中なら断然にMint60から始めるのをオススメします。ドキュメントがわかりやすいので困ることがないと思います。
とはいえ、色々な方がビルドログを投稿しているので、そこまで困ることはないかもしれないです。色々調べるの面倒…ということであれば、初心者にもやさしく1サイトで完結していてわかりやすいというところから、個人的にはMint60がいいのではないかと思います。